これからサッカーを始めようと思っている、小学生低学年に必要な道具と選び方② ~サッカーボール~

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こんにちは、ジョウです!

長年スポーツショップで働いてきた経験から、これからサッカーを始めようと思っている小学生低学年に向けて、必要な道具とその選び方について解説していきたいと思います。

これを読むと、どんなものが必要で、どうやって選べばいいのかが分かります。

(中学年~高学年では少し違う場合もあるので、それは別記事で解説したいと思います)

 

今回は第二弾。ボールについて書いていきたいと思います。

シューズについてはこちらで解説していますので、こちらもチェックしてください!

必要な道具

とりあえず、必要な道具をざっと挙げていきたいと思います。

・トレーニングシューズ(通称トレシュー)←前回解説済み

・ボール(4号球。小学生は1~6年生まで同じ大きさのボールを使います)←今回はこの解説

・バックパック(リュックサック)

・すね当て(レガースとも言う)

・練習用シャツ→チームによっては指定のものがある場合も

・練習用パンツ→チームによっては指定のものがある場合も

・練習用ソックス(ストッキングとも言う)→チームによっては指定のものがある場合も

・練習後の汚れもの入れ

・シューズ入れ

・水筒

・タオル

あるとなお良い道具(とりあえずはなくてもOK

・靴下止め(ストッキングのズレ落ち防止になります)

・インナーシャツ(汗をかくシーズンにはあった方がいいです)

 

練習着はチームによっては指定のものがある場合もあるので、入団するチームの代表者の方や、先に入団されている親御さんに聞いてみると安心です。

ボールの選び方

まずは、ボールの選び方から解説していきます。

小学生が使うのは4号球

小学生が使うボールの大きさは、4号球というサイズのボールです。

サッカーボールは大きさがいくつかありますが、小学生が使うのは4号球です。

1年生~6年生まで同じ大きさのボールを使います。

必ず商品にサイズの印字がされていますので、確認するようにしてください。

大きさは、経験者や僕らのようなスタッフは見れば大きさが分かりますが、初めてサッカーボールを見たり触る方は、大きさの見当がつかないので、注意しましょう。

ボール本体に↓このように印字されているので、確認してください。

お店では多くの方がボールを見にきます。

棚に戻すときに間違って、違うサイズのボールを4号球の棚に戻す人も多いので、4号球の棚にあるから4号球だと思わない方がいいです。

店員さんもそこにだけ張り付いて接客しているわけではありませんので、気付けば直しますが、気付かない時も多いのが現状です。

なので、買うときに印字されている数字を必ず確認するようにしてください。

検定球を選ぼう

「検定球」を選んでください。

検定球とは、日本サッカー協会の定める規格に合格し、検定を取得したボールということです。

ボールの表面にこのマークがあるものが「検定球」の証です。

一定の品質を保証してくれるものですので、付いていると安心です。

 

メーカーはモルテンがおすすめ!

僕のおすすめするメーカーはモルテンです。

理由は

1、歴史のある安心の国産メーカー

2、国際的な確かな実績

3、確かな品質

こんなところが挙げられます。

株式会社モルテンは1958年に設立され、広島に本社があります。

競技用ボールとスポーツエキップメント(道具)を企画・生産している会社です。
(他に自動車関連や医療福祉関係、親水機材や産業資材の製造と販売を行っています)

ボールに関しても、最近は海外での生産も多いですが、国内にも製造拠点を持っています。

様々な国で公認球として認められてきており、サッカーでもチャンピオンズリーグなどの大きな大会で公式試合球として認められてきた実績があります。

日本でも、日本サッカー協会やJリーグから検定球として認められています。

多くの協会や大会から認められてきたということは、品質としても高いレベルにあり、実際僕も小学生からサッカーをやってきましたが、モルテンのボールを使って損したとか困ったことはほとんどありません。

なので、安心して使うことができるメーカーだと思います。

僕の一押しするボールはヴァンタッジオ!

スポーツショップに行くと、サッカーボールのコーナーには多くの種類が陳列されていますが、僕の一押しするボールは「ヴァンタッジオ」という種類です。

モルテンという、日本が誇る世界的メーカーの、エントリーモデルです。

現行デザインはこちら

けっこう、「ペレーダがいいよ」と言われることも多いようですが、僕の経験上、小学生低学年だとペレーダじゃなくてもいいんじゃないかと思います。

ちなみにペレーダとは、モルテンが作っているサッカーボールの別ブランドです。

ザ・サッカーボールという感じの見た目です。

ペレーダはペレーダでいいボールなので、ペレーダを選んでも間違いではないし、OKだと思います。

じゃあ、なんでペレーダじゃなくてヴァンタッジオなのか?

これについても解説していきます。

ペレーダを選ばなくてもいい理由

ペレーダを選ばなくてもいい理由を解説します。

 

1,見た目がシンプルすぎて「子どもっぽさ」がない

2,必ず買い替えするときがくる(子どものモチベーションのために)

3,サッカー始めたての子がボールを蹴っても、正直ヴァンタッジオとペレーダの違いは分からない

1については、接客している経験上、見た目だけだと、ペレーダよりヴァンタッジオの方が、子どもはデザイン的に好きだというのが理由です。

2については、低学年でボール買っても、6年生まではその1個では絶対もたなくて、もし6年生までサッカーを続けたら、必ず1,2回は買い替え時期がくるからです。

3については、低学年のうちはそこまで上手くボールも蹴れないですし、高いモデルとの違いまでは分からないと思うので、オーバースペックではないかと思うのが理由です。

 

僕は実際店頭では、特に2番の理由からヴァンタッジオを勧めています。

 

ペレーダは、実は「ペレーダ3000」と「ペレーダ4000」という2つのグレードがあります。

3000より4000の方がグレードが高いです。

でも、デザイン的にはほぼ変わりません。

これがペレーダ3000


これがペレーダ4000
印字が増えるだけで、見た目上ほぼ変わりません。

(蹴ると違いがわかります!)

 

はじめにペレーダ3000にを買って、買い替え時期がきて、次にペレーダ4000を買ったとしたら、子ども的には「同じ」ってなると思うんです。

画像の通り、3000と4000はデザイン一緒だからです。

そしたら買い替えたって感じしないですよね?

子どものモチベーション上がらないですよね?

なので、はじめは違うデザインのヴァンタッジオにしておいた方が、買い替えでペレーダにしたときに、ちゃんと「買い替えた」ってなると思うのです。

 

ペレーダ4000は上の学年の子(4年生以上)がけっこう使っているボールです。

サッカーを続けて上手くなってきたときに、憧れの上の学年の子たちが使っているものを使えた方が、嬉しいんじゃないかなとも思います。

 

ただ、ヴァンタッジオがエントリーモデルだからといって、悪いボールではないです。

十分なクオリティは備えた、いいボールだと思います。

ヴァンタッジオがいいボールでなかったら、いくら「買い替え時のモチベーションが!」という問題があったとしても、僕は勧めません。

低学年が使うには十分なレベルのボールだから勧めていますので、そこは安心してください。

4号球を蹴るのが大変な場合は?

4号球を蹴るのが大変な場合は、3号球や軽量4号球を使うといいと思います。

どちらも、「ボール蹴るのって楽しい!」「サッカーって楽しい!」と子どもに感じてもらうために、僕は使うのはありだと思います。

「楽しい!」という感情が、サッカーを長く続けてもらう秘訣ですからね。

3号球もうまく使おう

3号球もうまく使ってほしいと思います。

4号球よりも小さい大きさの3号球というボールも、サッカーではあります。

これは、小学生以下の年代で使うボールです。

 

小学生では4号球ですが、子どもの身長や力によっては大きすぎたり固すぎたりする場合もあります。

そんな子には、3号球も併用してあげるといいと思います。

4号球より小さく足にちゃんと当たるので、蹴っている感じが得られると思います。

軽量4号球も使おう

軽量4号球というものもあります。

これは、大きさは普通の4号球と同じ大きさですが、重さが普通の4号球より軽いボールです。

力や筋力のない子には、普通の4号球は「重い・固い」と感じてしまいます。

足や足首がしっかりしていない場合はケガにもなりやすいので、ボールに慣れるためにはじめは軽いものからスタートするのもありです。

筋力がついてきたり、足首がしっかりしてきてから普通の4号球を買うのでも、遅くはありません。

小学生低学年のうちからそこまで公式戦に出ることはほとんどないと思います(学年別の試合を除く)。

その子の成長に合わせて、うまくボールを選んでいただければと思います。

その子が「サッカーって楽しい!」って思ってもらうことが、小学生低学年では重要ですからね!

まとめ

長々解説していきましたが、まとめると、

・小学生は4号球を使う
・「検定球」マークの付いているものを選ぶ
・僕がおすすめするのはモルテンのヴァンタッジオというモデル
・子どもの成長次第では、3号球や軽量4号球を使うのもあり

こんなところでしょうか。

ボールの製法方法や縫い方での違い、メーカーでの良し悪しなど、細かい話をしだすとキリがないので省きました。

とにかく、子どもが楽しんでサッカーを続けるのが一番です!

他の道具の解説についてはまたの記事で!

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